▼このフライトの途中、第二トランジット地のウィーンで入国してみました。
中欧はハンガリー以来。
オーストリアは初めての入国です。
ビザの件 で入国ハラハラでしたが、あっさり入国できました。
目次
ザッハトルテといえば、デメルとホテルザッハ
ザッハトルテはオーストリア銘菓として広く知られていますが、どこが元祖か?という論争がよく繰り広げられていたとか。
元々はオーストリア帝国のメッテルニヒ外相に支えてたフランツザッハー氏が彼に「貴族に新しいお菓子を作れ」と命じられて作ったもの。
大好評になったザッハトルテは、のちにザッハー氏が開業したホテル「ホテルザッハー」のカフェやレストランで提供されるように。
しばらくしてホテルを財政難が襲い、門外不出だったケーキのレシピを資金援助してくれたデメル(王室御用達ケーキ店)に譲渡することに。
それからレシピの権利を巡りすったもんだの裁判が起き、ホテルザッハーのザッハトルテが「オリジナルザッハトルテ」、デメルが「デメルのザッハトルテ」として販売されるようになったとか。。
どちらも美味しいのでしょうけれど、できればオリジナルを食べてみたい!と思い、ホテルザッハーまで足を運んでみることにしました。
ウィーン空港からホテルザッハー(カフェザッハー)までのアクセス
ウィーン空港はとってもコンパクト。
乗り継ぎ所要時間が30分(!!)という世界でもあまり見ないコンパクト加減です。
入国後、荷物受け取りエリアを過ぎれば、歩いて2分で電車駅到着です。
電車は、CAT(ウィーン中心部まで16分、片道14.90ユーロとややお高め)と、
赤い列車OBBがあります。
OBBの24時間有効な通し券(地下鉄・モノレールも利用可能)10ユーロくらいのものを券売機で買い、地下鉄やモノレールも乗れるようにしておきました。
REX 7路線・”Wien Floridsdorf Bahnhof”行きに乗りました。
Rennweg駅で地下鉄に乗り換え、4駅。
路線図。
感覚的には台北のMRTと同じような感覚でした。
大阪や都内の地下鉄乗れる人なら、Google頼りに乗り換えできるはずです。
Karlsplatz駅に到着。このまま進み、
左のOper方向が出口です。
エスカレーターを上がって右手を直進。
ヨーロッパの何がいいって、築200年ものビルディングがたくさんあるところですよね…
たまにトラムに出会ったり。
カフェに行くまでも楽しいです。
CASINO WIENが見えてきたらこの信号を左折。
もうカフェは左手に見えてます。
Sのカフェ壁がホテルザッハー。
このまましばらく直進すればカフェ入り口に。
手前がホテルザッハーのエントランス。
その横がカフェザッハーです。
ドア前に「呼ばれるまでお待ちください」とありますが、これは列ができてる時用のものみたいです。
戸惑いましたが、自分で扉を押して入るとすぐにブラックリトルドレスを着たかわいい店員さんが席に案内してくださいました。
内観
ちょうど路面側正面のソファ席に案内されました。
レトロだなあ。ヨーロッパの正統派カフェ。(あまりヨーロッパでカフェ行ったことないのにそう言ってみる)
照明も明るすぎず。
外が晴天かどうかも内装の見え方違うんだろうなあ。
この日は曇天でした。
お部屋の隅はミラー箇所もありました。
壁に大きなミラーつけると内装が反射するのでまた広く見えたり。
席数は多くなく、この時間帯だとファミリーや宿泊してるらしい方が朝食をいただいていたり、ビジネスマンが静かに商談してたりといった光景が楽しめました。
メニュー
メニューは英語・ドイツ語併記でした。
難しい内容はなかったので比較的わかりやすいと思います。
隣の綺麗なお姉さんが美味しそうな朝食をいただいていて心が揺れましたが、20ユーロのザッハトルテ&お水・お茶のセットをオーダー。
お茶はコーヒー含め、3種類くらいあったのかな?
何が合うかよくわからなかったので、お兄さんのおすすめに従うことに。
つやんつやんのザッハトルテがきた
オーダーから5分後くらいにサーブ。
嬉しくて嬉しくて、しばらく眺める私。
一切れなのに見た目もずっしり。
シグネチャー入りのチョコレートも結構分厚いんですね。
断面に少しジャム。アプリコットジャムだと思います。
チョコレート面のお砂糖のじゃりじゃり感と、砂糖なしのクリームがなんともいえないハーモニー…
ウェイターのオニーサンおすすめのブラックティーは、ホテルザッハーのオリジナルブレンドでした。
アールグレイとジャスミン、私の大好きな組み合わせ!オニーサンありがとう!
アールグレイ強めで、背筋が伸びるようなお味。
ちなみに、同じタイミングでサーブされたお水は常温のガスなしミネラルウォーターでした。
朝から元祖ザッハトルテの贅沢
今回日本からスウェーデンに戻るためにわざわざオーストリア経由したのは、このザッハトルテをいただくため。
遠回りの旅で念願のトルテを食べることができて本当に嬉しかったです。
ホテルザッハーを眺めながら駅に戻ります。
10時ごろかな?カフェ外に列ができていました。
今度は彼を連れて戻ってきたいです。朝食も一緒に。
ホテルザッハーのザッハトルテ、公式通販でお取り寄せできます
実は、ホテルザッハーのザッハトルテは日本からのオーダーも可能。
価格や詳細は、こちらの オフィシャルサイト からチェックしてみてくださいね!
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