モチヅキです。ご無沙汰しています。
毎日訪ねてきてくださった方も多くいらっしゃったのに更新がなかなかできず、申し訳ないです。
実は、スウェーデン滞在中に風邪を引いてしまったのか、咳が止まらずずっと寝込んでいました。
滞在中の8月2週目あたりから喉がおかしくなり、彼とステイ先の彼のお母さんにずっとケアをしてもらっていました。
情けない……。
でも、彼と彼のお母さんには本当に感謝しています。
海外で具合が悪くなったのはこれが初めてではないのですが、スウェーデンでのケア方法がとてもナチュラルで驚いたのでちょっと記しておきます。
お薬やスウェーデンでの風邪ケア方法、日本から持って来ておいてよかったもの、現地の薬局についても記録します。
目次
風邪の引きはじめは「ビタミンCタブレット」で対策
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スウェーデンを旅された方で、スーパーや雑貨屋さんで見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現地では気候や緯度の関係で日光不足もあることから、サプリでビタミンを補う方も多くいらっしゃるようです。
写真のようなタブレットを水に溶かしてビタミンを摂取します。
水にタブレットを入れた瞬間にシュワシュワーとバブのように炭酸が弾けます。
彼のお母さん(以下彼ママ)がわたしの異変に気づいた時に速攻で買いに行ってくれたのがこのタブレットでした。
今回のものはラズベリー味。
なんとも甘酸っぱく美味しいお味でした。
風邪の引きはじめに効いているのかはよくわかりませんでしたが、体が少し元気になるのが感じられました。
病院?行かない
スウェーデンでは医療が無料である分、待ち時間が1ヶ月とかザラなのだそうです。
そのため、病院に行くという選択肢は外しました。
(発熱と咳の症状だけだったし……)
彼は今度皮膚科を受診する予定ですが、やはり1ヶ月待ちなのだそうです。
ハーブティーに頼ってみる
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スウェーデンでは喉にやさしいキャンディやハーブティーで療養するのが一般的なようで、彼と彼ママが毎日いろいろなお茶を作ってくれました。
とくに彼ママはわたしの世話以外にも他にやることがたくさんあっただろうに、本当に感謝です。
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近くのオーガニックストアに並ぶお茶は本当に多種多様。
こちらは免疫力を高めるお茶や咳止めのお茶、深呼吸?という名前のお茶。
ヨギティーは日本にもありますが、こんなお茶たちはみたことありません。
スウェーデンの人たちがどれだけ自然のお茶でケアすることに重点を置いているのかわかるようなラインナップでした。
彼ママ曰く、
「ミントティー+はちみつのホットティーが喉に一番効く」
とのことで、毎日ミントベースのお茶を作ってくれました。
ミントティーはあまり飲んだことはなかったのですが、喉をゆっくりと労ってくれる爽やかな味わい。
医学的根拠はさておき、咳がちょっとおさまるのがわかりました。
生姜の力を借りる
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デンマークやスウェーデンで見かけたかわいいボトル。
こちらは生姜を凝縮させた「生姜ショット」。
2口くらいで飲み干せる超ミニサイズで、もんのすごい生姜の味がします。
ミニサイズのかわいい外観に似合わず、生姜が苦手な方は吐き出しちゃうであろう強い味を持つ強烈なショットです。
今回はピュアな生姜味ではなく、ビタミン摂取も兼ねてオレンジジュースミックスを購入。
日本円で170円くらいでした。
喉がぽかぽかになり、しばらく咳を阻止できました。
さすが、万能薬・生姜です。
スーパーで買える咳止めをプラス
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なかなか回復しないわたしの喉をみかねた彼ママ。
今度は咳止めシロップを買って来てくれました。
薬局やスーパーで買えるもので、さくらんぼ味のような味のシロップ。
1日に何度か飲んでみましたが、わたしの喉には無反応でした。
残念……。
塩うがいをする
ある日、彼がぬるま湯と大量の塩を入れたマグカップを持って来てくれました。
塩には殺菌力があるため、喉周辺のウィルスやバクテリア、炎症を少し退治してくれるのだそうです。
「このドリンクでうがいすると咳が止まるよ!やってみて!」
と言われるがままにトライしてみると、しばらくの間咳が止まりました。
多分、今後風邪を引いて喉を痛めてしまった時またトライすると思います。
味はエグいですが……。
1週間経っても完治せず。とりあえず薬局へ。
帰国が近くなり、彼の両親が住むアパートを離れて南部の都市・マルメにやってきました。
マルメにやってきても、風邪の諸症状が出るため、とうとう現地の本格的なお薬に頼ることにしました。
日本から総合風邪薬は持ってきていましたが、とりあえず現地の薬局へ。
美しすぎる薬局・ライオン薬局(Apoteket Lejonet)
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マルメにある、スウェーデン最古(創業1571年)の薬局・ライオン薬局(Apoteket Lejonet)に来てみました。
こんな有名薬局がたまたま近くにあったのにびっくり。
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風邪を引いていて辛いのを忘れるほど美しい外観。
写真を撮る観光客の人も多かったです。
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ドアかっこいい……。
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入店。
なんという重厚感。
品揃えはもちろん現代のものですが、この商品と内装のギャップ感がすごい。
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ハリーポッターに出てきそうな内装だなぁ……。
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時計ももちろん動いています。
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よくみると、天井もライオンの装飾なんですよね。
こんな美しい薬局初めて。
世界の医療従事者のメッカにもなっている場所だそうです。ほえ〜
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そうそう、薬を買いに来たんだった!
白衣の薬剤師さんに咳と痰が止まらない旨を説明しました。
まだ自分の症状をスウェーデン語で説明できるほどまだ現地語が話せないため英語でお話しました。
ここでおすすめされたのが、
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喉用キャンディ。フルーツ味でした。
喉の炎症と痰を抑えてくれるそうです。
薬剤師さん曰く、植物由来の成分のみ使っているため副作用が出にくいのだとか。
ナチュラル処方のため効き目はかなりゆっくり。
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と、パラセタモールのタブレット。
パラセタモールは、日本の頭痛薬にも配合されているらしい成分で、わたしも過去なんども頭痛薬にお世話になっているため、特に問題ないだろうと購入。
配合量は100mgや200mgなど、体型や年齢に合わせて少なめのものも選べましたが、とりあえず早く効いてほしい一心で最大容量の500mgを購入。
1錠飲んだだけで、その日の熱がすぐにおさまりました。
ちなみに、わたしより体が大きい彼は
「ぼくは0.5錠しか飲まないの〜」
とのこと。
成人でも、体型や体質によって摂取できる量はちょっと違うみたいですね。
一番即効性があったお薬でした。
わたしはそのまま1錠飲んじゃいましたが、不安な方は少量からトライすることを強くおすすめします。
ライオン薬局はマルメの中心部Stortorget(ストールトリィ)にあります。
病の気がある方だけでなく、建築や歴史的スポットに興味がある方はぜひ訪れてみてください。
スウェーデンの薬局は他にどんなものがあるの?
ライオン薬局のほか、スウェーデンにはどんな薬局があるのでしょうか?
大手チェーンのロゴつき看板を撮影してみました。
スウェーデンで思いがけず風邪ひいちゃった方の参考になりましたら幸いです。
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①緑のハートマークのAPOTEK(薬局)
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②王冠マークのAPOTEK
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ちなみに、王冠マークのAPOTEKには、コスメなどのビューティーアイテムをメインに取り扱うラインのショップもあったりします。
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有名アイテムも多く取り扱っていますよ。
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③グリーンのaマークのAPOTEK。
彼によると、こちらの3つが大手チェーンだそうです。
ちなみにライオン薬局はグリーンのaマークのAPOTEKでした。
全ての薬局を訪れましたが、どの薬局でも英語が通じ、話を聞いてくれた薬剤師さんはみなさんとても親身に対応してくださいました。
スウェーデン語がまだほとんど話せないわたしでもちゃんと症状に応じたお薬を買えたので、語学面での心配はあまり要らないかと思います。
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そうそう、さきほど挙げたビューティー系APOTEKでなくても、
香水や、
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北欧ドクターズコスメ、
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バスグッズなどなど。
パッケージがかわいいものも多いので、お土産に困ったら現地の薬局に足を運んでみるのも良いかもしれません。
風邪にあたって、日本から持って来ておいてよかったもの
ここからは、実際に自分がたまたま持っていて助かったものをご紹介してみます。
(加湿)マスク
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よくコンビニやスーパーに置いてある、ぬれフィルターつきマスクです。
飛行機内の乾燥対策に持って来て置いたのですが、風邪対策にももちろん役立ちました。
これがなかったら、喉の炎症がもっと悪化していたと思います。
スウェーデンは湿気が少ないため、喉のかさつきやヒリヒリ感が日本で風邪をひいた時以上にひどかったんですよね。
日本の風邪薬
会社員時代に海外出張のお守りとして持って行っていたものがたまたまスーツケースにあり助かりました。
どうしても体が熱っぽい時に飲むと少し楽になりました。
早めのケアと旅行の一時中断がカギ!
今回風邪を引いたことで彼や彼ママを心配させてしまいましたが、無理せずにしっかり休むことが一番大事です。
「あれ?風邪っぽいな?」と感じたら、
- 旅行が楽しくてもなるべく外出しない
- 風邪の引きはじめで早めに薬局でお薬をもらう
- あたたかいお茶などで喉をあたためる
など、旅行先ではとにかく早めの対策を打っておきましょう。
わたしは普段無理をしがちなキャラですが、今回ばかりは旅行を楽しみたかったし、彼や彼のご両親など他の人を心配かけたくなかったので、早めに
「わたし、風邪かもしれん。。ちょっとしばらく横になります。ご心配をおかけしてごめんなさい。」
と伝え、早めに休むことにしましたが、良い決断だったと思います。
あとあと悪化して最悪の場合入院……(おそらくないとは思いますが)となった場合、彼や彼ファミリー、日本のわたしの家族にもっと心配をかけるし迷惑も大きくなると思ったからです。
旅行の一時中断も大事ですね。
もったいないですが、無理して旅行を続けて症状が悪化し、帰国後の生活に差し障っていては問題ですしね。
薬局に関しては、
「海外だし、薬局に行って説明できるかな。。」
と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、さきほどもお話した通り、スウェーデンの場合は英語も通じるため心配も最小限ですむかと思います。
どうしても英語が苦手な方は、あらかじめ不慮の事態を見越して
- 通訳アプリを入れる
- 日本の風邪薬やマスクを持って来ておく
という対策をしておいてまず損はありません。
とはいえ、わたしも一人で旅をしていたらとても不安になったと思います。
彼や彼のご両親という強力なサポートがあり、本当に感謝しています。
「ヴォエエ!」と女性らしさのかけらもない咳をするわたしをほぼつきっきりでお世話してくれた彼とご両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
海外で風邪を引いたら、無理をせず、旅行を一旦休んでゆっくり療養してくださいね!
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