こんにちは、飛行機大好きなモチヅキです。
通常エコノミークラスに搭乗するわたしですが、どうしても長距離線でしんどそうなときはビジネスクラスを利用することがあります。
格安で。
今回は一番最近利用した、KLMオランダ航空のビジネスクラスの搭乗レビューをしてみます♪
「安くビジネスに乗りたい!」
「KLMビジネスクラスの利用を考えている」
という方の参考になれば幸いです。
ではスタート!
▼他航空会社トピック記事
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目次
一見高そうなビジネスクラス、実はお手頃価格で乗れます。
そうなんです、超格安で乗れます。
通常、日本ーヨーロッパ間のビジネスクラスのチケット価格は片道おおよそ20万〜30万円程度。
わたしは昨年彼とスウェーデンでクリスマスを一緒に過ごすため、関空ーアムステルダム経由コペンハーゲン間のチケットを購入しました。(KLMとエールフランス利用)
エコノミークラス年末価格で約90,000円。
年末価格にしてはまだ格安な方かな?
エコノミーでコペンハーゲン→アムステルダム(飛行時間だいたい2時間)は全然問題ないのですが、アムステルダム→関空(飛行時間だいたい12時間)はさすがにちょっとしんどいかなと思いました。
というわけで、ある方法を取ることに。
(前置き長くてすみません)
それは
前日オンラインチェックインでの座席予約!
オンラインチェックインとは、搭乗前日に利用航空会社のオフィシャルサイトにログインし、乗客情報を入力することで航空会社に
「わたし、あしたのフライトに搭乗しますよ〜」
と伝えることです。
(航空会社によっては72時間前からオンラインチェックイン可能なところがあります)
オンラインチェックイン画面でだいたい座席指定ができます。
できない場合は当日、空港のチェックインカウンターでビジネスに有料アップグレードできるか聞いてみるのも◎!
オンラインチェックイン画面で、エコノミークラス以外にもビジネスクラスを指定することもできます。
エコノミークラスの座席はほとんど無料指定可能ですが、ビジネスクラスを指定する場合は、追加料金を払うことになります。
……が!これが超格安。
わたしの場合は前日料金で当時レートで36,000円程度。
通常価格の約10分の1です。これ、相当安いでしょう。
(もしかしたら、航空会社やアライアンスの会員レベルによって価格は変わるかもしれません)
支払いはカード番号を入力するだけで完了。
支払いが済んだら、こんなメールが届きますよ。
これで予約完了!
「エコノミーで予約したけど、到着後の疲れが心配だからビジネスがいいな」
「とにかく快適な席が良い」
と感じる方は、一度前日オンラインチェックイン予約を利用してみてはどうでしょうか?
ビジネスクラスに空席があると良いですね♪
そうそう、往路で利用したエールフランス便(関空ーパリ間)でも、この方法でプレミアムエコノミー席を手配しました。
この場合は前日追加予約でだいたい20,000円弱程度。
その時のことは下記のサイトで書かせていただいていますので、気になる方はこちらも併せて読んでみてくださいね^^
座席
さてやっと機内。
アムステルダムー関空線ですが、全体の席数に対する乗客数はだいたい3割くらいでしょうか。
混み合ってなくて何よりでした。
上着はCAさんに預かっていただけました。
自分でたたむとくちゃくちゃになっちゃうので嬉しかったです。
窓際の1人席をいただけました。
コーポレートカラーのブルーと落ち着いたグレーで統一されており、見た目にも優しい印象。
しかも新しい機材のためきれい。ラッキー!
座席はふかふかで幅も1人掛けチェア幅とまではいきませんが、長時間過ごすには十分すぎる幅。
席も180度横になれますし、足もフルに伸ばせました。
ブランケットはほどよく重たく暖かく、機内の寒さ対策には十分でした。
そうそう、実は搭乗直前までなかなか波乱の展開だったんです。
コペンハーゲンーアムステルダム便が悪天候で2時間遅延、
アムステルダム空港での乗り継ぎ時間が40分しかない……
という事態。
機内から全速で走ってきたのに、出国手続き待ち人数は100人以上の大行列、
搭乗ゲートまで何分も全速で走る……
というスーパードキドキタイムを経験したので、存分にリラックスできるビジネスクラスを予約しておいて本当によかったです。
ちなみにわたしが最後の搭乗者だったようです。おろろろ……
これでエコノミーだったらもう息がつまりそうでした……。
横には収納ボックス
ヘッドホンはノイズキャンセリング。
今まで機内で使ったヘッドホンの中でもダントツできれいでした。
ミラーもありますね。
リクライニングや呼び出しボタンもシンプル。
充電することはなかったので使わなかったのですが、コンセントがあるとなにかと助かりますよね!
USB充電があるのも◎!
エコノミーの場合は座席下にあることが多く、めんどくさいんですよね。
窓の外の景色。
機体にブルーを使っている航空会社は多いですが、KLMの機体の色が一番鮮やかで大好きです。
ロゴもかわいいですしね^^
アメニティ
窓の外をぽやーっと眺めていると、ウェルカムドリンクとオリジナルアメニティのサービスが!
限定デザインのものをいただけました。
ドリンクは日本人女性CAさん、アメニティはオランダ人(であろう)おじさまCAさんからいただきました。
女性CAさんのほうは少し無愛想でしたがサービスはとても丁寧。
おじさまはヨーロッパらしいざっくりとしたサービスだけど超フレンドリー。
基本的にニコニコしているわたしですが、フレンドリーなおじさまCAさんにならもっとニコニコしちゃいます。
ドリンクはシャンパンをオーダー。
これまでのビジネスクラスでもシャンパンをいただいたことはありますが、こちらのシャンパンが一番甘く美味しかったです。
アメニティはオランダのデザイナー・ヤン・タミニュ氏プロデュースのものだそうです。
しっとりとした質感が気持ちよく、ずっと触りっぱなしでした。
…あれ?
よく見るとロゴ、逆やないの!
目立つところなだけに残念……。
選ぶ際によく見ておけばよかったなぁ……
でも、これはこれでレアなのかな?
アメニティポーチの中身はこのような感じ。
手前の袋に入ったものは耳栓。その横のスティックはリップクリーム(made in the US)でした。
▼他航空会社でいただいたアメニティもまとめています。
と唸っているといつの間にか離陸態勢に。
さよなら、アムステルダム!もう空港内走り回りたくないんだぞ!
機内食
毎日作成?!エレガントなメニュー
ここから機内食パート。
離陸後しばらくしてメニューが配布されました。
結構しっかりしていますね。デザインもエレガント。
デザインも素敵なのですが、なんと裏面には搭乗便名と日付が!
ということは、毎日違うものを作成されているってことですよね?
機内メニューはこれまで搭乗クラス問わずいろいろいただきましたが、日付と便名が入ったものをいただいたのは初めて。
ちょっと感激しちゃったので、記念に持って帰っちゃいました♪
メニュー内は日本語、
英語、
オランダ語でした。
せっかくのヨーロッパ系航空会社なので、洋食を選択。
おつまみ
最初におつまみをサーブしていただきました。
奥はあたたかいナッツの盛り合わせ、手前のものがチーズでした。
ボウルがオランダのデルフト焼きだそうで、柄の緻密さにしばしうっとり眺めてしまいました。
本当は1人1ボウルだったのですが、最後尾に座っていたせいか、
と、選ぶ前におじさまCAさんが両方くださいました。
ラッキー!
ドリンクは白ワインを選びました。
グラスにもKLMロゴがあしらわれているんですね♪
前菜
しばらくすると前菜がサーブされます。
思いの外なんだか量多めでした。
手前の輪っかはサーモンのタルタルです。
セットを前にワクワクしていると日本人女性CAさんの登場。
こんなサービスがあるんですね。
左の平皿とサーモンの輪っかに注いでいただきました。
パンやピクルス、サラダをいただくときに使ってみました。
上部のタッパー的な容器に入っていたのはドライフラワーのようなパウダードレッシングのようでした。
前菜は全体的に味は薄すぎず濃すぎず、ちょうどよかったです。
素敵な調味料ボトルたち
奥の方にあった箱からは調味料!
容器にもこだわりが感じられました。
バター、ドレッシング、砂時計のようなペッパーソルト。
このドレッシング容器がかわいかった!
文字よりもイラストの方がわかりやすいですよね。
驚きのデザイン食器
そうそう、前菜と容器だけでなく、食器も素敵なんです!
すべてのお皿とカトラリーにエレガントな柄があしらわれています。
こんなこだわりたっぷりのデザイン食器、機内では見たことがありません。
食器デザインはオランダを代表するプロダクトデザイナー・マルセル・ワンダース氏によるもの。
一時期、KLMサイトにも彼のページがありましたね。まだあるのかな?
前職の関係で彼の名前はよく聞いていましたが、まさかKLM機内でそのデザインに触れられるとは。
セレンディピティ体験でした。
外に目をやると、まさにオランダなカラーの空が。
メイン
しばらくするとメインがドーンと登場。
またまた、容器がかわいい……!
ビーツと牛肉煮込みとマッシュポテトでした。
すでに前菜でお腹いっぱいでしたが、ペロリと食べられました。
ちょっと重たかったけど。
奥の方にちょろっと写っているのはお味噌汁です。
ぶれぶれでごめんなさい。
機内で具入りのお味噌汁がいただけるのは結構レアで、嬉しかったです。
食後のデザート
食後にデザートとワイン(デザートワイン)をいただきます。
手前のアイスにはキャラメルソースとジンジャーブレッドのトッピング。
機内で缶詰ではない、新鮮なフルーツもいただけて満足。
デザートのお味は甘すぎずさっぱりでした。
しばらくするとおじさまCAがお茶のお代わりを持ってきてくださいました。
とティーセットを丸ごとおいてくださいました。
Dilmahのカモミールティー、やさしいお味でした^^
マドラーにまで素敵な模様が……!
食器が美しいだけでときめいちゃいます。
たかが食器、されど食器。
小さなカトラリーでもデザインが素敵なだけで存在感たっぷりです。
ここでお食事終了。
かなり長い時間お食事を楽しんでいた気がします。
エンターテイメントも豊富!
食後はしばらくエンターテイメントを楽しんでいました。
音楽をなんとなく見ていたら「オランダDJ」メニューが出現。
AfrojackにHardwell, Armin Van Buurenまで!確かTiëstoもいたかな?
さすがDJ大国オランダの航空会社。
オランダEDMを聞きながらしばらくKindleを読んでいました。
日本時間ではもうかなり深い時間だったと思うのですが、どうしても眠れなくて。
Kindleのあと映画を2本程度観たり、しばらく起きてました。
お夜食アイスのサービス
しばらくすると、
と、おじさまCAの声。
いただかないわけにはいきませんね♪
チョコレートとバニラの美味しいアイスでした。
ワインも一緒にいただきました。
ここからあまり記憶がないので、たぶん寝ていたのだと思います。
朝食
朝食は、
- クロワッサンとフルーツの盛り合わせ
- 卵とトマトのタラゴン風味スクランブルエッグ
- ブレッドプディング
- ヨーグルト
…と、とにかくボリュームがすごいです。
眠りが深かったおかげもあってか、こちらも全てぺろりんちょでした。
タラゴン風味のスクランブルエッグは意外とスパイシーで新鮮な味わいでした。
今度作ってみようかな。
食事が終わる頃にはもうすでに中国上空くらいだったような。
素敵なお土産
食後、こんな小さなプレゼントをいただけました♪
中身はオランダのミント・ウィルへルミナミント。
‘To Travel is to Live’
良い言葉だ……!
なんとミントだけでなくこんな素敵なデルフト焼きおうちボトルもいただけました!
バスケットを持ったCAさんが、
と目の前でボトルたちを見せてくれます。
バスケットの中から好きなおうちを選べますよ。
中身はオランダのお酒。
おうちは100種類くらいあるらしく、どれもオランダにある実在のおうちがモデルになっているのだそう。
世界中にコレクターがおり、このおうちを集めるためだけにKLMのビジネスクラスを利用する方も多いのだとか。
そういえば、前の席のおじさん、めっちゃ吟味していたような……。
気になった方はKKLMデルフトブルーハウス紹介ページのページをぜひ見てみてくださいね♪
おうちをしばらく眺めていたらあっという間に関空上空。
食事も座席もプレゼントも最高でした!
チャンスさえあれば、何度でも搭乗したくなるほど快適かつ素敵な空間!
6,000字も書いちゃった!
疲れを取るためのビジネスクラス搭乗でしたが、まさか食事もデザインもお土産も楽しめるなんて思っていませんでした。
CAさんのサービスも過剰すぎず、自分の時間を思うように過ごせたように思います。
ちなみに、KLMオランダ航空は世界で最初にファーストクラスを廃止した航空会社だそうで、ビジネスクラスは”ワールドビジネスクラス”と呼ばれるクラスとして知られています。
ファーストクラスとビジネスクラスの中間くらいでしょうか?
サービスも素晴らしいものでした。
CAさんもエレガントな方ばかりで、時間がゆっくりと流れていくようでした。
エコノミーなら、
と思ってしまうくらいですが、今回のアムステルダムー関空間のフライトは
と思ってしまったほど。
誰かが言っていた
「一度ビジネスに乗ると、エコノミーに戻れなくなるよ」
と言っていた言葉は多分本当。
ビジネスクラスが快適すぎて、本当にエコノミーに戻れなくなってしまいそうです。
機会があれば、また必ず利用したいKLMビジネスクラスでした。
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