モチヅキです。
先日スウェーデンから帰国した際、中国南方航空(とエールフランス)を利用しました。
コペンハーゲンからパリ、パリから広州まで帰ってきた際、最終目的地の関空(大阪)の便まで15時間程度あり、夜を広州空港で明かす必要がありました。
…が!
中国南方航空を利用し、広州乗り継ぎをする際に
- 当日8時間以上の乗り継ぎ時間があって
- 乗り継ぎ時間が深夜を挟む
搭乗客は、なんと無料で広州白雲国際空港周辺のホテルを利用できるんです。
このサービスは、
- 中国南方航空便
- 中国南方航空コードシェア便
の利用客が利用できるサービスです。
今回、その中国南方航空のサービスを利用したので、利用記として残しておこうと思います。
長くなりますが、中国南方航空を利用する方で、広州で長い乗り継ぎがある方はぜひ読み進めてください。
ではでは、スタート。
目次
中国南方航空(CZ)のトランジットホテルサービス 予約方法
予約方法としては、
- 当日中国入国後のトランジットカウンターで手続き
- 中国南方航空アプリからの手続き
があります。
(他にもあるかな?ある場合は教えてください!)
わたしは今回アプリから予約してみました。
アプリは中国語(簡体字)or英語のみ利用可能でした。
とりあえず、英語で予約を進めていきます。
アプリを開いたら、e-Serviceメニューをタップし、”Transfer Accommodation”をタップ。
パスポート番号、苗字、名前をローマ字で入力。
入力が完了したら、自分が利用する予定の便名(広州に到着する便)が出てきます。
正しければ次のページに進みましょう。
スカイパール会員(中国南方航空のマイレージサービス)なら上を、非会員なら下の丸をタップ。
わたしは非会員(デルタ航空の会員)なので下の丸をタップしました。
わたしはデルタ航空の上級会員(スカイチームエリートプラス)で、もともと今回のフライトマイレージもデルタのマイレージ番号で登録していたためか、5つ星ホテルが優先的に表示されたようです。ラッキー!
Star level filterでホテルの星が多いものから表示できるよう設定できます。
ちなみに、予約できるホテルのレベルは、
- 利用クラス(ビジネスクラスやエコノミーなど)
- スカイパールクラブの会員ランク
- スカイチームの会員ランク
などで定められるようです。
とりあえず、ホテルのグレードよりも「より空港に近くてシャトルバスがあるホテル」を優先して探してみることに。
(フライトが朝8時出発だったので…)
空港からシャトルバスで12分で到着する「カントリーガーデンエアポート フェニックスホテル」を予約します。
Book this hotelをタップして次のステップへ。
ここで、名前とコンタクト方法を入力。
コンタクト方法はメールにしておきました。
(電話番号なども登録可能です)
ほか、自分と一緒に宿泊する人がいなければ左の丸、誰かと一緒に利用する予定なら右の丸をタップ。
誰かと一緒に利用する予定がある方は、一緒に泊まる方のインフォメーションの入力が必要のようです。
わたしは一人での移動だったので左をタップ。
最後にService Agreementの同意丸をタップし、Submit orderの赤いアイコンをタップして予約完了です!
最後に確認ページが出現。
念のためにスクショしておきましょう。
シャトルバスの予定表も確認できました。
うんうん、良い感じ!
この後、わたしのメールアドレス宛に宿泊予約完了確認のメールが届きました。
この手配は、航空券を予約して、トランジット時間がわかった時点で早めに完了させておくと良いですね。
わたしはチケットを購入した翌日にこのサービスを手配しましたが、すでに残りのお部屋が少なくなっているホテルが多数ありましたよ。
トランジットホテル利用当日の流れ
さて、ついに当日です。
まずは宿泊にあたり、入国が必要です。
広州で荷物受け取るべき?
広州での荷物受け取り有無は、出発地で荷物を最終目的地までスルーするようお願いしたかどうかによります。
わたしは出発地のコペンハーゲン空港で「KIX(関西空港)までスループリーズ」と伝えていたので、ここ広州白雲空港では荷物を受け取りませんでした。
もし荷物を受け取っておきたい方は、出発地の空港で「乗り継ぎ空港で一度荷物を受け取りたい」旨をカウンターの人に話しておきましょう。
わたしは念のため、広州空港の荷物係員さんに聞いてみて、自分の荷物がここにあるか関西にあるか聞いてみました。
タグを調べてもらい、「あなたの荷物は関西にある、大丈夫!」と言ってもらえたので安心でした。
チケットは再発行してもらうべき?
わたしの場合、すでにコペンハーゲンで関空行きのチケットが発行されていました。
「チケットは24時間のみ有効」という噂を聞いていたので、念のため関空へ飛び立つ日に広州空港のチェックインカウンターで「このチケットまだ有効かな?」と聞いてみてOKが出たのでそのまま利用しました。
心配な方は出発日にチェックインカウンターでチケットについて聞いてみた方が良いかもです。
Eチケットもご用意しておいてくださいね!
荷物もチケットも、不安があればすぐに近くの係員さんに聞きましょう。
不安なまま夜を過ごすのはちょっとね。
広州のスタッフさんは英語が話せる方も多く、比較的親身に対応してくれますよ♪
さて。トランスファーホテルの手続きカウンターへ
入国カウンターに入る前、
と途方にくれたわたし。
とりあえず近くの「英語話せまっせ」バッジを付けた係員のお兄さんに聞いてみると、無言でこのカードをだるそうに渡してくれました。
とりあえず、入国した後にある到着フロアの50番ゲート近くまで行けば安泰っぽいです。
入国してゲートに行こうと思ったらこの列です。ぴえー
列続きすぎ……
200mはありましたが、慌てた複数人の係員さんがすぐに出動してくれたので早く列が進みました。
ほっ。
そのまま、Arrival Exitへ。
Domestic Arrivalsの方向へ進みます。
ありました!
だるそうなお兄さんが渡してくれたカードにあったカウンター!
うん、間違いないです。
とりあえず、手前のお兄さんに南方航空アプリの予約完了画面のスクショとパスポート、搭乗券を渡します。
お兄さん、チケットに予約情報を書き込んでます。
で、渡したものと一緒にホテル名が記載されたシールを渡してくれました。
見えるところに貼らないといけないようです。
貼ったとたん、どこからともなくお姉さんがやってきて、
と、声をかけてくれました。
待合スペースの近くにはコンビニのようなものやKFCがあります。
コンビニはキャンディやお土産、おつまみ、お茶などのソフトドリンクのみの取り扱いのため、何か小腹に入れておきたいという方にのみおすすめかな。
ホテルの場所を調べてみると、ホテル周辺で食事できるところが何もないようだったので、とりあえずKFCでチキンをいただきました。
中国のマクドやKFCはスパイスがきいたメニューが結構あって、なかなか美味しいんですよね。
今回オーダーしたチキンロールもピリ辛で美味しかった!
そうこうしているうちに、お姉さん(手前のブラックドレスの人)に呼ばれ、ホテル宿泊者まとめてバス停まで案内してくれました。
シャトルバスといってもマイクロバスのような感じ。
清潔感はまあまあ。(中国基準では割ときれいな方)
車内にいる時間がそんなに長くなかったので、清潔感などとくに気になりません。
ただ、エアコンがきつかったのでなにか羽織るものがあれば良かったかも。
トランジットホテル、到着しました!
そうこうしているうちにホテル到着。
思ってたよりもきれい!
トランジット客専用カウンターでチェックインを済ませて、しばらくグランドフロアの売店を物色。
中国のホテル、グランドフロアにコンビニが併設されていたりして便利です。
お酒もたくさん。
ちゃんとフライトインフォもあるので助かります。
客室階に。
すごい、映画専用ルームがありました。
わたしの部屋、どこかなー
歩いて、
到着!
大理石フロアが気持ちいい。
広い!
写真でみた通りのお部屋で安心。
禁煙ルームです。
テレビも大きい!
しばらく、いろいろチャンネル回してみましたが、中国のテレビ局っていくつあるの?っていうくらい多いですよね。
50チャンネルはありました。
BBCやCNNなどの国際チャンネルがあったかどうかはわからず。
デスク周り。
以前前職で広州を何度か訪れていますが、広州のホテルの客室にはだいたいベープのようなものが用意されています。
広州のホテルあるある?
広州の蚊、刺されると地味にかゆみが続いて、なかなか引かないんですよね。
ポットや飲料水も完備。
助かります。
日本のビジネスホテルの水回りスペースの何倍も広いです。
トイレットペーパーもちゃんと流せる(泣)
シャワーもきれい!
ハンドシャワーとレインシャワーの二段構え。
バスアメニティもあります。
フロアも清潔!
本当に安心した。
アメニティも完備!
歯磨き粉もコルゲートでラッキー!
バスローブもスリッパもありました♪
ちなみに、こちらのホテルには大きなレストランもあったようで、朝食と夕食もホテル内で済ませることも可能です。
(わたしは利用していません)
意外と食事スポットありました(超ローカルだけど)
ホテルについたのが午後6時くらい。
暇だったのでホテル周辺を歩いてみることに。
一歩外に出た瞬間、ぎゅいいいいいいいいいいいんともんのすごい音がしたかと思えば、頭上を航空機が飛んで行きました。
そうだ、ここ空港から近いホテルだった。。
ホテルに戻ってからは、ちょうど離着陸ピーク時だったのか、10分に1本くらい飛行機が離着陸してました。
騒音が気になって眠れない方もいらっしゃるかも。。
わたしはフライトが翌日早朝だったのでここのホテルを選んで正解だったとは思いますが、フライトがお昼以降の方でしばらく時間に余裕がある方は、もう少し遠くのホテルを選んでも良いかもしれません。
さて、気を取り直して。
ホテルの横に台湾料理屋さん発見!
ファーストフード屋さんらしきショップが隣に。
写真だけ見ると美味しそう。
コンビニもあります♪
その横にも、鍋屋さんなど中華系食堂が並んでました。
なんだ、食べるところあったやん。。。
コンビニ入店。
珍しい香港日清のヌードルを購入。
これ、たまに日本のコンビニでも扱っていることありますよね^^
でも残念ながら、こちらのカップヌードルは賞味期限3ヶ月くらい過ぎてました。
ちゃんと確認するんだった…orz
しょうがない、中国クオリティです\(^o^)/
(食後胸焼けしたのはこの麺のせいかも)
と、アルコール類。
ドイツビールはちょっと高かったけれど、日本のアサヒロング缶と同じくらいのお値段でした。
あと、中国によく出張に行っていた頃毎回買っていた茉莉花茶。
おいしいですよ!
ホテルに戻ってからは、ずっと彼Lとスカイプで話したり(LINE、中国で使えないんですよね;;)、テレビ観たりくつろいでいました。
そんなこんなで快適な眠りにつき、翌朝急いで朝5時のシャトルミニバスに乗り、無事関空へ到着しました。
早朝出発の方はロビーに朝食バッグがありますので、そちらをいただくと良いかと思います。
(わたしは「バスに乗り遅れるー!」と必死だったので撮り損ねました…)
南方航空利用で8時間以上トランジットがあるなら利用検討すべきサービス!
中国南方航空の無料乗り継ぎホテルサービス利用記をまとめてきました。
こんな素敵なホテルを用意してくれた中国南方航空に感謝です。
あまり良い思い出がなかった中国南方航空ですが、往路の丁寧なサービスも含め、わたしの中ですごく株が上がった航空会社になりました。
最初こそ「もうこんな航空会社利用しないわ!」と思いましたが、なかなかサービスも良くてびっくりです。
今回の記事が、広州で長時間トランジットをする中国南方航空利用の方のご参考になっていれば嬉しいです♪
こんにちは。無料のホテルを利用としようと思っているのですが、フライトの予約は中国南方航空のサイトからしましたか?それでも、無料ホテルって、アプリから予約できるのでしょうか?
うにさん、こんにちは!
はい、フライト予約は中国南方航空のサイトから行いました。
トランジットで無料利用できるホテルは中国南方航空の公式アプリから予約できましたよ。
フライト予約を中国南方航空で行なっていない場合は公式アプリでホテル予約できるかは残念ながらわかりかねますが、一度ダウンロードして試してみても良いかもしれませんね。
当日は空港のトランジットホテルカウンターで、アプリの予約確認画面をスクショしたものを提示したらスムーズでした^o^