サムネイル写真:sean_hickin (Flickr)
モチヅキです。
前回の記事で、北欧のリコリス菓子を酷評しちゃったので、今回は気分を変えて
「北欧のリコリス菓子で食べやすくおいしかったもの」
をレビューしてみます。
実際に食べたものしかレビューしていないので総数は少なめとなりますが、
「北欧のリコリス菓子を食べてみたいけど、ちょっと不安」
という方の背中を押せる記事になっていたら幸いです。
ではスタート。
目次
【はじめに】リコリスってどんな味がするの?
おもに「スペインカンゾウ」という甘草から作られているお菓子です。
グミやキャンディ、アイスクリームに使われていることが多く、食品にも甘味料(カンゾウエキス)として加えられています。
お菓子やアイスとして食されている地域としては、北米地域やヨーロッパが挙げられますね。
経験上、漢方のような、お薬のような味のものが多かったです。
また、
- 塩味
- いちごなどのフルーツ味
- はちみつのような甘い味
がメジャーです。
まわりの人に食べてもらい、感想を聞いてみた
家族や友人、元同僚など、リコリスのお菓子を食べたことがない人に食べてもらい、感想をきいてみました。
- 「ね、北欧行くならリコリス菓子買ってきてよ!食べてみたい!」と、アイスランドに行く前にお願いしてきた風変わりな友人
アイスランドのリコリス味のミントキャンディ実食後、
「山椒の佃煮味じゃん?やっぱハーブ系統やね。」
というコメントをいただきました。
「山椒の佃煮味」はとてもピンポイントですが、あながち間違いじゃないような気がします。
- 会社員時代の元同僚A
フィンランドの空港で買った塩味のリコリスタブレット食べさせた食べてもらった際には、
「うっ……!か、体に良さそうだね!へへ、ヘルシー?」
というレビューをいただきました。
きっとわたしに気を遣ってくれたのでしょう。
ちなみにその同僚、このあと口直しにミントのガムを食べていました。ごめんね。
- 会社員時代の元同僚B
甘いリコリスグミ(ラズベリー味)を食べてもらいました。
「んー、甘いけど薬みたい。すごく美味いわけでもないけど、食べられないことはないかなー。」
とのこと。
- 両親
スウェーデンにはじめて渡航した際にお土産として買った塩味のリコリスキャンディを父に食べさせたら、
「これは胃薬?漢方?(涙目)」
とコメントをもらいました。
母に食べさせると
「……」(無言)
そのまま何もいわずにシンクに吐き出してしまいました。ごめんねママン。
さて、感想を聞いた人数は少ないのですが、ある結論が出ました。
- 甘いリコリス菓子=比較的食べやすい(薬っぽいけど食べられるレベル)
- 塩味のリコリス=ハードルが高い(涙目になる、吐きたくなる)
という結果に。
わたしも塩味よりは甘い方が断然食べやすいと思っています。
ちなみに、フィンランドで特に人気のリコリス菓子「サルミアッキ」は「世界で一番まずいお菓子」として知られているそうです。
わたしはまだ怖くて食せていませんが、食べた人によると
「ものすごいアンモニア臭がする」
とのことです。
ひぇっ
はじめてリコリスを食べる人におすすめできないお菓子編
まずは、わたしが実際に食べてみて
- 吐き出してしまった
- 涙目になった
- 思わず口直しに何か食べてしまった
- 1つ食べて残りを全部捨ててしまった(ごめんなさい)
お菓子をご紹介します。
先に申しておきます。
これから挙げるお菓子が好きな方やよく食べている方がご覧になると気分を害してしまう内容かもしれません。
ご了承の上読み進めていただけましたら幸いです。
TYRKISK PEBER
塩味のリコリスキャンディに胡椒ペーストを注入したキャンディです。
うちの母が食べて無言になり、涙目でシンクに吐き出したのがこれです。
わたしも食べてみましたが、思わずむせてしまいました。
ちなみに、この強烈キャンディはスウェーデン人彼のお気に入りのお菓子で、
「スウェーデン人でも好みは別れるキャンディだけど、多分7割の人は好きでよく買ってるよ」
とのこと。
7割って結構多いと思うけど……まぁいいか。
LAKRISAL
同僚に食べてもらって、
「へへ、ヘルシーだね!」
と気を遣わせてしまったのが奴です。
灰色のタブレットお菓子です。
わたしも食べてみましたが、もうなんとも言えません。
塩気と漢方の味が口いっぱいに広がります。
苦さはありませんが、塩と漢方風味の組み合わせなのでどうしても胃薬感が否めないタブレットです。
Pantteri
こちらはフィンランドから。
オラオラ系のパッケージですが、入っているのは甘めのミントリコリスキャンディ。
「甘いミントのリコリス」
と聞いて、
「これなら食べられそう♪」
と思って買ってみたのですが、やはりダメでした。
ミントと漢方系ハーブの組み合わせがただわたしの体に合わないだけなのかもしれません。
Djungelvrål
以前、現地の友人に勧められて1口食べた瞬間、口から体中に電流が走るような感覚を覚えたハードグミです。
「おみやげにあげるよ!」
と言われて友人からもらったものの、その日からすでに2年が経過した未開封の写真がこれです。
少し見える白い粉は全部お塩。
しょっぱすぎて体中に電流のようなショックが流れたのだと思います。
塩味がきつすぎてリコリスそのものの味を知る前に吐き出してしまいました。
塩を袋から直接手にとって食べているような感覚も味わえます。
名付けて「心臓発作キャンディ」です。
Salt Sill
北欧のスーパーでよく見る、お菓子の量り売りコーナーからの写真です。
(左隣に見えるカラフルなお魚グミはフルーツ味でおいしかったですよ!)
“Salt”の名前から、ものすごい塩分のあるハードグミです。
見た目はただの焦げたお魚です。
さきほどの塩がたくさんまぶしてあるキャンディよりは見た目のインパクトはありませんが、1口食べた瞬間に脱力してしまうほどのショックが味わえます。
頭部だけ食べてギブアップ。
こんなに小さなお魚なのに破壊力が大きすぎます。
とにかくしょっぱいんです。
タイヤ型のグミ
HARIBOなどでも有名な、一般的なタイヤグミ。
これも1口食べてギブアップしてしまいました。
しょっぱくはなくやや甘めなのですが、これは食感がゴムみたいで受け付けられなかったものです。
味がマイルドなので全部食べられないことはないのだけれど、どうしても食感に違和感が。
おいしかったリコリス菓子編
ここからは実際に食べておいしかったリコリス菓子をご紹介します。
Läkerol
スウェーデンやデンマークなどの北欧諸国のスーパーのレジ横や空港の免税店に置いてあるハードグミキャンディです。
特に美味しかったのが、
- カシス味
- ラズベリーレモングラス味
- ジンジャーライム味
など、フルーツベースのもの。
シュガーフリーであるのにも関わらず、フルーティーな風味が存分に楽しめる、歯にも体にもやさしいハードグミキャンディです。
リコリスの風味は全体の20%未満くらいで、日本のフルーツグミキャンディよりもややハーブ感があるかな?レベル。
とても食べやすいのでいつもお土産として買って帰るほど。
種類も多いのが魅力で、フルーツの名前が記載されているパッケージを選ぶと失敗はほぼほぼないでしょう。
Panda
引用(スクショ)元:https://www.amazon.com/Panda-Blueberry-Licorice-Chews-6-Ounce/dp/B005CV7WJE
笹くわえているパンダちゃんが目印のパッケージ。
ストックホルムの空港で買って、
「おいしい!」
と感じたのがこちらでした。
元同僚に食べてもらって、
「食べられないこともない」
とコメントをもらったのもこちら(ラズベリー味)。
こちらもフルーツ果汁が多めなので食べやすかったのかもしれませんね。
また、天然の成分のみでできているので安心感もあります。
食感は若干ゴムのように感じられますが、グミタイヤに比べるとずっとソフト。
SAMBÓ ÞRISTUR
引用(スクショ)元:https://topiceland.com/collections/icelandic-candy/products/sambo-chocolate-thristur
おそらくアイスランドでしか取り扱いがないであろうチョコレートバー。
引用(スクショ)元:https://topiceland.com/collections/icelandic-candy/products/sambo-chocolate-thristur
中にソフトなリコリスグミが入っているチョコレートなのですが、外側のミルクチョコレートもミルク文多めで甘くて美味しいし、中に入ったリコリスグミも塩分控えめでとても食べやすかったです。
同僚にも食べてもらいましたが、概ね好評でした。
リコリスを知らない人でもパクパク食べていたので日本人の味覚にも比較的合うチョコかな?と感じます。
【結論】甘い+フルーティーなものが食べやすかったです
はじめてリコリス菓子を食べる方におすすめできないお菓子と、初心者の方でも食べやすいリコリス菓子を実体験に基づいてご紹介しました。
「結局ディスってるじゃん!」
というご意見もあるかもしれませんが、実際に食べてみた感想を素直に書いてみました。
(おすすめできない編でご紹介したお菓子が好きな方、本当にごめんなさい)
実体験に基づいたレビューのためまだまだサンプル数は少ないのですが、リコリスを食べてみたい方のご参考になりましたら幸いです。
またサンプル数が増えたらレビューを追加してみます。
コメントを残す