移民向けスウェーデン語学校SFIからSVAgrund1234へ




スウェーデンの移民向け無料語学学校・SFIについて

2024年7月2日

↑この記事の続きです。

SFIが終わったあとも

モチヅキ
成績はいい感じで卒業したけど、話せる能力と聴く能力が全然足りてない

と思った私。

次のコースSVAgrund (Svenska son Andra språket grund)「第二言語としてのスウェーデン語基礎」に進むことにしました。

コミューンによっては、SVAgrundと呼ばれたり、gruvと呼ばれたりします。

モチヅキ
こちらは比較的空きがあったみたいで、すぐに進めました。

SVAgrundで勉強するために必要な条件

手続きと行っても、難しいことはありません。

  • SFIを終わらせる
    (SFI卒業してるのと同等のスウェ語力があればSFI行かなくてもOK)
  • Studievägledareのところに行って一緒に申請する
    (もしくは最初のガイダンス日に先生と一緒に申請用紙を書く)
  • パソコンを買う/所有している

これだけです。

パソコンに関しては後述のとおりですが、課題はほぼパソコンで行います。

タブレット不可。



スウェーデンでは、SVAgrundの学生はCSNの対象になります。

CSNとは、Centrala studiestödsnämndenの略で、生徒に学習ローンや奨学金を付与している政府の組織です。

SFIは国がやってる無料の学校なのでCSNでローンや奨学金サービスに申込みはできなかったのですが、ここからは上の学校に進むには教科書代やPC代が自己負担になる(SFIでは学校内PC利用に限っては生徒に貸出ししてた)など、ある程度の負担がかかってきます。

モチヅキ
このコースでは教科書1冊購入することになりました。SFIのあとは、すべてお金がかかるようになる高等教育としてみなされるんですね。生徒の中には、PCは持っておらず、CSNからのローンでPC買うことになった子もいました。

とりあえず、学校が始まる前にStudievägledareと一緒に申請書類を記入・オンライン申請しました。

モチヅキ
不備があると学校に連絡が来ます!情報の確認を随時行っているようです。記入と申請は、初めてのうちはStudievägledareといっしょに行うことを強くおすすめします。

学校では、定期的にSVAgrundの生徒を対象に、CSNガイダンスが開かれていました。

こういうイベントがあれば、必ず一度は足を運んでみてくださいね。

SVA grund (gruv)って何を勉強する?

私のコミューンの場合ですが、

  • より発展した文法
  • google documentで長い文章の要約・意見のエッセイを書く
  • 生徒同士のディスカッション
  • 小学校〜中学生向けのスウェーデン語本を週ごとに1章ずつ読み、いろんなディスカッションや問題を解いたりする
  • google slideを使ったスウェーデン語での短いプレゼンテーション
  • googleformを使ったオンラインテスト
  • googleの各ソフトを使いこなすための講座・テスト

などなどがありました。

SFIが小学生レベルならSVAgrundは小学生高学年〜中学生くらいのレベルでしょうか。

ほぼほぼオンラインで課題を行ったり、クラス内課題をすることが多かったです。

難易度としては、SFI Dについていけてたら9割ついていける感じでした。

(うちのコミューンが易しかったのかな?他のところではハードだったという声もSNS上でみかけました。)

私はパソコンやgoogle関連ソフトウェアに強かったので、各課題は余裕でした。

モチヅキ
必要だったのはスウェ語読解力と文法力

日本人の方でPC使って仕事してた方や学校課題PC使ってた方にとっては、課題完了はけして難しいことではないと思います。

文法やリーディングに関しても、SFI Dの内容が少し複雑になったり少し文章が長くなって文法理解してないと読みにくいところもあったり。

でもDの課題ができてたり毎回問題なく合格してたよ!という方なら十分ついていけるレベルだと感じました。



SVAgrund1234の各コースのレベル

学習推奨期間でだいたい分かるかな。

  • 1:5週
  • 2 :10週
  • 3:10週
  • 4:10週

でした。

1はガイダンスコースみたいな感じで、2以降はとくにコース別レベル差は感じなかったです。

コミューンや先生方のやり方も有るかと思いますが、それぞれのコースに進むための課題があり、それを淡々とこなすだけでした。

クラス自体も。1234共通クラスがあったり、3・4限定クラスがあったりと、毎日学校に通うこともなかったです。

どちらかというと学校よりも課題重視のコースだったように感じてます。

課題例:教科書Språkgrundenのトレーニングを全部完了させる

うちの場合、週ごとにいろんな課題が渡され、それをそれぞれ完了させるような感じでした。

教科書Språkgrundenはオンラインマテリアルも含まれてます。

宿題はこのオンラインマテリアルメインで、修了にはマテリアル内すべての課題(76ありました)を完了させる必要がありました。

文法チェックやリスニング、熟語の同義語対義語チェックなどジャンルは様々。

毎日やってたらすぐ終わりました。

学校配布のプリント類。

たとえば、より入り組んだ時制(過去分詞、未来完了形など)。

時制のより入り組んだところパート2。

今日明日だけでなく、先週の水曜日、昨日の昼、すでに、もう、などなど。

モチヅキ
プリント類はだいたい手元に取っておいてます。なにか書く時に文法無視して書いてしまいそうなので、色々カテゴリー別にファイリングして見返せるようにしています。

修了にあたり、テストはある?

私のコミューンでは、ディスタンスコースのみテストがあったようです。

習熟度が高く、コース課題の完了ペースが早い場合先生から「4はスキップしてもう次の学校に行く?」など打診されることもあります。



SVAgrund1234は基礎固め最後のコース。おすすめ!

SVAgrund (gruv)は、SFIを終わったけど物足りなさや理解に不安が有る方こそ進むべきコースのように感じました。

私は昨年10月に始めて今年5月末まで在籍しましたが、不安だったパート(文法など)が重点的に勉強できて良かったです。

SFIで出会い友人になったヤンキーくんも、学校行きたくねえとは言いつつ「SFI終わっただけのスウェ語力だとどこも雇ってくんねー🤬」ってSVAgrundに通うことにしてましたから😂

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